Minggu, 14 April 2019

【イベントレポート】「声優紅白歌合戦」は白組の勝利!声優×歌の歴史辿る23曲披露、来年の開催も決定(写真25枚) - ナタリー

「声優紅白歌合戦2019」が千葉・舞浜アンフィシアターにて、本日4月14日に行われた。

中田譲治が発起人となり今年初めて開催された「声優紅白歌合戦」は、さまざまなキャリアを持つ声優が男女で白組・紅組に分かれ、交互に歌唱を披露するというイベント。自身の曲はもちろんキャラクターソング、著名なアニメソングのカバーなど幅広い曲が披露され、1月に開催された記者発表会で中田が語った通り、“声優と歌”の歴史を体感できる内容となった。

場内が暗転すると、モニターには杉田智和がナレーションを務めるオープニングムービーが流れ、発起人の中田が「舞浜まで来てくださって、ジョージ感激!」と呼びかけると、続いて司会を務める諏訪部順一が白いジャケットで、植田佳奈が赤い晴れ着を着て登場。まずは本家の「紅白歌合戦」さながら、2人の呼び込みで全出演者が揃って登壇した。その中からトップバッターを飾ったのは平野綾。植田から「God knows...」のタイトルがコールされると、客席からは大きな歓声が沸いた。平野はスタイリッシュなブラックの衣装に身を包んで、力強い歌声を響かせる。一方の武内駿輔は「銀河鉄道999」をチョイスし、その渋い歌声で、第一声から観客をどよめかせた。本イベントでは歌い終えた出演者が司会者とともにトークを展開。平野は「涼宮ハルヒの憂鬱」の劇中歌である「God knows...」について「声優としての私を知っていただいた大事な作品なので、大事に歌いました」と話す。武内は「声優というものを世の中に伝えていくときに、若い世代にも歴史を伝える機会とさせていただけたら」という思いで「銀河鉄道999」を選んだと語った。

続く大塚明夫はゲーム「メタルギアソリッド ピースウォーカー」より「昭和ブルース」を歌唱。紫のスポットライトを浴び、アダルトな歌声を披露した。岩男潤子は自身の初主演作である「KEY THE METAL IDOL」の主題歌「手のひらの宇宙」をセレクト。歌い終えた2人は、岩男のデビュー作で共演した際の思い出を振り返った。堀内賢雄は「アンジェリーク」シリーズで演じたオスカーの楽曲「愛としか呼べない」で甘い歌声を聴かせ、井上喜久子は自身がヒロインを演じた「おねがい☆ティーチャー」の主題歌「Shooting Star」を歌唱。曲間に「最優先事項よ!」という決めゼリフも披露して観客を沸かせた。

「声優紅白歌合戦」ということで、本イベントでは観客の振るペンライトの色も赤と白が中心。そんな中、平川大輔が「Free!」より竜ヶ崎怜のキャラクターソング「水中飛行論における多角的アプローチ」を歌うと、キャラクターカラーである紫の灯りがあちこちに灯った。平川はリズミカルな楽曲で会場を盛り上げたあと、「キャラクターソングは、そのキャラクターが歌っている前提が大事じゃないかと思っているので、自分のキーとは違っても、そのキャラクターの声でお届けできるように取り組んでいます」と語る。続く井上ほの花は「NARUTO -ナルト- 疾風伝」オープニングテーマであるいきものがかり「ブルーバード」をカバー。母・井上喜久子もステージに加わり、親子でのハーモニーを披露した。

イベント中盤では、出演者によるコラボレーション企画も行われた。大塚と黒田崇矢というダンディな2人による「チャンピオン」、日高のり子中川翔子による元気いっぱいの「トップをねらえ!~Fly High~」、岩男潤子と平野綾が美しいハーモニーを重ねる「創聖のアクエリオン」と、スペシャルなパフォーマンスの連続に観客は大いに盛り上がる。コラボコーナーの最後に登場したのは出演者の中でも大ベテランである井上和彦内田直哉、堀内の3人。中田も加わり和気あいあいとトークを繰り広げる中、ここで小山力也からのビデオメッセージが流された。しかし思いがけず長いビデオメッセージに、井上和彦が途中で水を飲みに戻るなど自由なふるまいを見せ、観客を笑わせる。そんな3人が披露したのはコブクロ「桜」のカバー。ベテランの貫禄を感じさせる重厚なハーモニーを聴かせた。

後半戦は笠原弘子による「機動警察パトレイバー」オープニングテーマ「コンディション・グリーン ~緊急発進~」からスタート。黒田は自身がボーカルを務めるバンド、黒田崇矢 & Goodfellasの楽曲をセレクトし、声優だけに留まらない活動の一端を表しつつも、トークでは「龍が如く」の桐生一馬のセリフ「死にてぇヤツだけかかってこい!」を披露するサービス精神を見せた。桜色のドレスで登場した横山智佐のステージには、ダンサーとして日高と井上喜久子も参加。「ゲキテイ(檄!帝国華撃団)」で会場を盛り上げた。関智一による「戦闘男児~鍛えよ勝つために~」では、関が「必殺!シャイニングフィンガー!」と叫ぶと「機動武闘伝Gガンダム」マスター・アジア役の秋元羊介がせり上がって登場するというサプライズも。関は「あの時は20代前半だったのに、今は50代間近ですよ」と笑い、秋元は「関くんとはいろんなところでコラボをやらせてもらっていますけど、当時を思い出しながらやらせていただきました」と続けた。

小松未可子豊永利行は、それぞれアニメ主題歌となった自身の楽曲を披露。「天元突破グレンラガン」オープニングテーマの「空色デイズ」で客席を大いに煽った中川翔子は、「第58回NHK紅白歌合戦」で同曲を披露したときと同じくらい緊張したと語った。紅組のトリを飾った日高が歌ったのは、「らんま1/2」より「ハート ないしょ/2」。井上喜久子・井上ほの花も参加し、コール&レスポンスを交えつつ、自身が演じた天道あかねの乙女心が詰まった楽曲をキュートに歌い上げた。内田のステージにはコーラスとして勝杏里、飯島肇も参加。2018年に逝去した成田賢の楽曲「ああ電子戦隊デンジマン」を披露し、白組のトリを飾った井上和彦も「サイボーグ009」より同じく成田賢の「誰がために」をセレクトした。歌い終えた2人はともに楽曲への思いを語り、歌い継いでいきたいという意思を口にした。

すべてのパフォーマンスが終わると、勝敗を決める採点へ。観客は配られたうちわで紅組か白組かに投票し、“バードウォッチングクラブ”によるカウントの結果、勝者は白組に決定した。白組を代表して諏訪部と井上和彦にトロフィーが手渡され、客席からも大きな拍手が贈られた。中田は「僕が最初に思っていたのとは全然イメージが違って、こんなにたくさんのお客さんに囲まれて、素敵な出演者に来ていただいて。夢を叶えてくれたスタッフ、出演者の皆さん、ありがとうございます」と感謝を述べ、司会の2人へもねぎらいの言葉をかける。植田は司会を務めたことについて「こんなに光栄なことはなかったと思います」とコメントし、諏訪部は「まもなく平成が終わろうとしていて。声優のあり方が変わってきていますが、音楽と声優との親和性の高さを提示できるのは我々にとってもありがたいことだなと。令和の新しい時代も応援していただければうれしいです」と呼びかけた。

そして最後は出演者、観客が一緒になってFLOW「GO!!!」を大合唱。終演後、「声優紅白歌合戦2019」がCS放送ファミリー劇場にて7月14日21時よりテレビ放送されること、そして「声優紅白歌合戦2020」の開催が発表され、会場が歓喜に包まれる中、イベントの幕を下ろした。

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https://natalie.mu/comic/news/327919

2019-04-14 14:31:00Z
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