「海賊版の流通を防ぐためにも、アニメ映画『天気の子』をインドで正規に上映してほしい」――インドのアニメファンによるこんな署名が新海誠監督や東宝に届き、同作がインドで10月から劇場公開されることが決まった。日本のオリジナルアニメ映画が劇場公開されるのは初という。
天気の子は、新海監督の最新作で、東宝が配給。日本で7月19日に公開され、21日までに興行収入が100億円を突破した。
インドにはアニメ映画を楽しむ一定のファンがいるが、正規版が公開されるケースは少なく、海賊版が横行しているという。
今年2月、オンライン署名サイト「Change.org」のインド版で、「天気の子」のインドでの劇場公開を求める署名活動がスタート。この活動を立ち上げたダイネル・ジャクソン氏は、「海賊版の流通や上映を防ぐためにも、中央映画検定局の認証を受けた正式な映画公開が必要だ」と主張し、8月21日までに5万5000以上の署名を集めた。
この活動は、新海誠監督や東宝、インドの配給会社買い付け担当に届き、10月11日からムンバイやデリーを含む20都市での「天気の子」の公開が決まったという。
新海監督は署名活動について、「皆さんのおかげで、『天気の子』がインドで上映できることになりました。これは、日本のアニメーション映画にとっても快挙となる出来事です。まるで夢のように幸せです。声を上げてくださった皆さまの愛情と勇気に、心からのお礼を申し上げます」などとコメントを寄せている。
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https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1908/22/news096.html
2019-08-22 05:34:00Z
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